SDGs事例紹介

SDGs シンボルマーク
SDGs目標 8.働きがいも経済成長も
SDGs目標 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
SDGs目標 11.住み続けられるまちづくりを
SDGs目標 12.つくる責任 つかう責任
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
SDGs目標 17.パートナーシップで目標を達成しよう
おからを活用した製品開発

第2弾! Okaraokara

製造業
おからスプーン開発から第二弾!おからを原料に代替肉の製造・販売

記事を読む前に知っておきたい予備知識

・食のピッチコンテスト

・おからの再利用のメリット

・前回の取材内容

食のピッチコンテスト

食分野で新しいチャレンジをしたいベンチャー企業や個人の方々と、食に関わる大手企業をつなぐことを目的に、2021年に始まり今回6回目のコンテスト開催。

Okaraokaraさんも東京のピッチコンテストに参加しました。

さまざまなフードテック関連の企業やアイディアが集まるコンテストの最終審査は、食分野等で活躍する方々を審査員に招いて開催。これまでの成果の振り返りから始まった参加企業のプレゼンテーションのあと、「興味あり」または「協業したい!」と思った審査企業が札を挙げていくマッチング形式で、すでに販売・営業を行っている参加企業も多数あり、プロダクトのレベルが非常に高く、最終的に、前回を上回る計36組の企業マッチングが成立しました。

第6回 K,D,C,,, Food Challenge

おからの再利用のメリット

おからの再利用はフードロス削減と環境負荷の低減に大きく寄与します。おからを飼料や肥料、原料として利用する事例が増えており、これによって廃棄物の量を減らし、資源を有効活用する努力が行われています。

おからを使った食品の開発:おからを使ったハンバーグ、クッキー、パンなど、さまざまな食品が開発されています。
おからを使った化粧品の開発:おからに含まれるイソフラボンは、美肌効果があり活用が期待されています。
おからの飼料化:おからを牛や豚などの飼料として利用することができます。
おからの肥料化:おからを堆肥にして、農作物の栽培に利用することができます。

またおからを利用することで、環境に優しい商品開発が進んでいます。
例えば、おからを原料としたバイオプラスチックは、石油由来のプラスチックと比較してCO2排出を減少させることができます。さらに、おからを用いた紙製品も開発されており、天然素材の利用が進むことで環境への負担を減らしています。

これらの取り組みは、持続可能な社会の構築に貢献しており、エネルギー消費の削減や温室効果ガスの排出量削減にも繋がっています。

前回の取材内容

前回はおからスプーン(Pacoon パクーン)を商品化、販売し、その他おからを原料にした製品の開発の紹介!

おからの廃棄問題などを挙げました。

前回の記事と照らし合わせてみると、とても沢山のことにチャレンジして変化もあり、パワーアップしていました!!

 

SDGs取り組み内容

取り組みの概要

・おからを使った代替肉の製造・販売

・おからを使ったグラノーラの販売(イベント時のみ)

・牧場と提携し循環型の農業支援やジェラート作り

・ピッチコンテストでの最多マッチング賞獲得

・食品のアップサイクルに関わる企業との意見交換

・島ぜんぶでうむさんラボ賞を獲得!

取り組みの詳細

【島どうふの子】は「旨辛味噌味」と「香味ダレ味」の2種類!!

おからを味付けし、瓶詰め加工した代替肉【島どうふの子】の製造・販売。
(卸販売は行っていません。購入希望の方は下記のURLまで♪)

実際に【島どうふの子】を試食させて頂きましたが、おからが原料とは思えないほど限りなく肉に近いと思ったのが印象的でした!

イベント時のみ、おからを原料にしたグラノーラの販売なども行なっています。

→→【島どうふの子】購入ページ←←

 

また、大宜味村にあるきゆな牧場さんと提携し、おからを牛の飼料にした牛から搾ったミルクで

ジェラートを作っていて、農業も循環できるような素晴らしい発想を実現しています。

 

東京で行われたピッチコンテスト「第6回 K,D,C,,, Food Challenge」ではOkaraokaraさんの取り組みを聞き、

ぜひこれからの活動に協力したいと大手企業8社中7社が札を上げました。

8月からの6ヶ月間は、札を上げてくださった企業様からサポートを受けながら活動していく予定とのこと。

 

沖縄から創り出す新たなソーシャルビジネスのアイデア、プランを発表するイベント「島ラブ祭」。

それぞれ取り組みについてプレゼンし、観客が投票する形となって行われるイベントです。

そこでなんと!!Okaraokaraさんが、島ぜんぶでうむさんラボ賞を獲得!!

MCを務めたガレッジセールのゴリさんも、

「僕は肉にしか感じなかった。このクオリティならタコライスやハンバーグ、ピーマンの肉詰めに使っても味は同じでカロリーは低い。
繊維質が多いとなると、沖縄は成人病も多いし、その解決にもなる。まさにソーシャルビジネス、感動しかない!」と大絶賛!!

『第3回 島ラブ祭 -ソーシャル ビジネス コンテスト-Powered by Yunus Social Business』

 

またナンポーさんもおから使ったビスケットの開発などをされており、おからを活用する仲間がどんどん増えることが嬉しいとはなし

県内、県外問わず積極的にその機会を広げて、様々な分野での認知・企業拡大に努めています。

今後の展開

沖縄の地場産業を強くしていきたい。

島どうふ文化を広げていきOkaraokaraを通してやるべきことは、沖縄のおからの廃棄問題を課題にもっとおからを活用していくこと。

これからは工場の設立や従業員の雇用も視野に入れていきたい。

興味がある企業さんの力を借り、商品開発などのサポートをしてくれる企業さんと提携したいと話していました。

okaraokaraHP

okaraokara インスタグラム

 

 

取材を通して感じたこと

お二人の情熱と想像力には本当に感心しました!

おからは「パサパサしていて美味しくないもの」という私の長年のイメージを覆し、実食させていただいた時はあまりの美味しさに感動してしまいました!

大量廃棄される資源(おから)を有効活用し、地域の課題解決に貢献しようという姿勢が非常に印象的でした。自分たちの活動を通じて沖縄をより良くしたいという強い意志を感じました。

今回試食させていただいたのは、「島どうふの子」というおからミートを加工した商品の香味だれ味と旨辛味噌味!!

今後は販路拡大を図り製品の認知度を高めたいとのことでしたが、本当に私も買って家族に食べさせたいと思うほど美味しかったので、早くスーパーなど身近なところで手に入るようになることを願っています。

おから一つでこんなに可能性があるということにも驚きましたが、課題に対して真摯に取り組んでいる二人の姿を見て、本当に感銘を受けました。

これからも応援しています!!

[ 宮城 ]

信念を持って継続してきた成果が必ず花咲かせると思いました。

2022年からoakraokaraさんを取材しましたがとても沢山の成果を聞けて本当に嬉しかったです。

【島どうふの子】を試食させてもらいましたが、完全にミートでした!本当に驚きでした。試行錯誤を重ねて頑張ってきた成果が伝わりました。

信念を持って継続してきたからこそここまで来れたんだと思いましたし、何よりも沖縄のことを考えて行動していることがとても嬉しく思いました。

これからもおからを使い沢山のことに挑戦していってほしいと思いますし心から応援していきたいと思います。

今回はお忙しい中取材協力ありがとうございました!

[ 安森 ]

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地域の暮らしと水のつながりの向上を目指して
研究プロジェクト

持続可能な自然環境の維持と貢献に努めるべく、沖縄県をメインに日本国内外の水質調査等を通じて、陸から海へ循環する水の
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また、地域住民への水についての指導やワークショップも行い周知活動をしています。

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・LGBTQ・性の多様性の啓発活動

・小中高特別支援学校児童生徒対象LGBTQ・性の多様性講演会、教職員研修、行政・大学・企業・保護者・一般対象等の講演会

・LGBTQ・性の多様性に関する授業作り・普及

・レインボーハートグッズ商品企画・普及

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SDGs目標 4.質の高い教育をみんなに
SDGs目標 10.人や国の不平等をなくそう
色々な人が色々な事を一緒に学べる居心地の良い場所
ホームスクール+寺子屋

・国籍・人種・不登校の方など様々な方々が通える寺子屋+フリースクールの運営

・月に1度の「ちきゅう屋食堂」を開催

・畑で作物を育てて地産地消に取り組んでいる

・地域の方々とのコミュニティーの場所を提供