SDGs事例紹介

SDGs シンボルマーク
SDGs目標 4.質の高い教育をみんなに
SDGs目標 12.つくる責任 つかう責任
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
世界中の海にアップサイクルの工房を広める

TRUEBLUE

製造・販売業
海洋ごみのアップサイクル事業

記事を読む前に知っておきたい予備知識

・海洋ごみとは

・アップサイクルとリサイクルの違い

・活動のきっかけ

海洋ごみとは

海岸に打ち上げられたごみは、「漂着ごみ」といわれます。そのほか、海面や海中を流れにのって漂っているものを「漂流ごみ」、海底に沈下して堆積したものを「海底ごみ」もあり、これらを合わせて「海洋ごみ(海ごみ)」といっています。

このようなごみは、もともとは、陸上及び海上での物の不注意な取扱いや廃棄(投棄)、あるいは大雨等によって意図せずに水に流されたものであり、風や海水の流れの影響を受け、海面や海中を漂い、重いものは海底へと沈み、一部が海岸へと流れ着いているものと考えられます。(もちろん、その海岸において捨てられたものもあるでしょう。)

このように、海洋ごみは、発生した地点から遠くに運ばれ、広い範囲に汚染が拡がることが懸念されています。また、多種多様なごみがありますが、とりわけ、ペットボトルや食品容器などのプラスチック製品は自然界での分解が困難なため、半永久的に環境中に残ってしまうことから、海洋環境や生物・生態系への影響が大きいものと懸念されているのです。

アップサイクルとリサイクルの違い

前述にある通り、「リサイクル」と「アップサイクル」は別物です。「リサイクル」は資源としての再利用をしますが、「アップサイクル」は原料までは戻さずとも、別のモノに生まれ変わらせて新たな価値を生み出すことです。

「リサイクル」のように、原料まで戻す過程で、化学処理などが行われ、薬品やエネルギー消費の観点では、環境負荷がないとは言い切れないでしょう。「アップサイクル」も、どのようなモノに生まれ変わらせるかにもよりますが、個人でもできるほど気軽に取り組めます。リサイクルの場合は、個人で原料まで戻すことは不可能ですが、アップサイクルは誰でもできる手軽さがあるので、今後とも高い注目が集められていくでしょう。

活動のきっかけ

代表の玉村さんは静岡県出身で海が大好きで、海がある海外に行っていたが、沖縄の石垣島に行った際に海の美しさに魅了され、海外の海ではなくそれから沖縄の海に行く機会が増えました。

その度に、年々海の色や珊瑚の量が減っていることに気づきました。何も行動せずに、海が汚れていく。。。。

大好きな海が変わっていくのが見てられないと思い沖縄に移住を決意しました。

環境問題については難しいと思われがちだが、興味を持っていただき、取り組みやすい環境を作る為活動をスタートしました。

 

SDGs取り組み内容

取り組みの概要

・ビーチクリーンを月1回行う。

・拾ったゴミをアップサイクルし販売を行う。

・体験学習や、環境問題についての学習会を行っている。

 

取り組みの詳細

毎月、地域の方と一緒に、ビーチクリーンを行い、拾ってきたごみを一つ一つ選別し、
プレスマシーンにかけて、そこから新しい形として商品を販売しています。
また、お客様に、海洋ごみを使って物作りをする体験をして頂き、その際に海を守る知識など
を教えています。
TRUE BLUEでは、海に落ちている海洋プラスチックはただのごみだけではなく、通貨の一つと考えているため、
海洋プラごみを拾って持って来てくれた方には、その量に応じて、様々なアイテムと交換を行なっています。

今後の展開

・クロアチアの学校で、アップサイクルの講義を予定

・ピースボートとコラボを行い、世界中の寄港地の海でゴミを拾い、それを船の中でアップサイクルする体験や作品の販売を行う予定。

・全国各地のサーファーの方が拾ったゴミでフィンを作る。

・海外にもアップサイクルを行う工房を展開する。

・海洋プラからレコードを作成する

・日本全国でアップサイクル機材レンタルの開始

・アップサイクルアーティスト養成講座の開始

環境問題に興味がない方にとって、ほんの少しでも良いので、興味を持ってもらえるような入り口になりたい。

最終的には、世界中の人たちが海を想う気持ちを通して繋がることができ、美しい自然と共生できるような、あたたかい世界の実現を目指している。

 

 

 

 

 

取材を通して感じたこと

海でつながる環境問題

TRUE BLUEさんに向かう途中に広がっていたのは、とても綺麗な海でした。

店内に飾られた、アップサイクルをされた商品を見ると、

あの綺麗な海も実は海洋ゴミで汚れており、大きな環境問題になっていることに気づきました。

TRUE BLUEの玉村さんは、沖縄の海が好き、人が好きと言ってくださり、沖縄に移住をし、海を守る活動を行なっていると聞き、

嬉しく思う反面、何も活動ができていない自分自身が悲しくなりました。

ゴミをゼロにするのは、とても難しいことではありますが、形を変えて必要な人に届ける、

出てしまったゴミは、しっかりと処分を行う、その行動が沖縄の海、そして世界の海を守ることに繋がると思います。

 

 

 

[ 新垣 ]

夢のような空間!

ゴミ拾いをしても結局ゴミになることに違和感を感じゴミでアップサイクル。

とても素晴らしい発想だと思いました。

また、沖縄の海に救われた、沖縄の海無くして今の自分はないと話す玉村さんは、

とても輝いていて鳥肌が立つほど感動しました。

沖縄出身ではないにも関わらず、沖縄の綺麗な海を見るだけでなく

温暖化による珊瑚の変化などに気づき、このような行動を起こし

素晴らしい活動、体験を身近に聞けたことにとても嬉しく感じました。

また、アップサイクルされたアクセサリーなどの商品は、ゴミとは思えないほどの綺麗さで、何から何まで最高な空間でした!

これからもちろん地元の方々や多くの観光客などにも知ってもらいこれが当たり前の世界になってほしいです。

[ 安森 ]

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研究プロジェクト

持続可能な自然環境の維持と貢献に努めるべく、沖縄県をメインに日本国内外の水質調査等を通じて、陸から海へ循環する水の
水質改善や水不足の解消に関する取り組みを行っています。
また、地域住民への水についての指導やワークショップも行い周知活動をしています。

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NPO法人

・LGBTQ・性の多様性の啓発活動

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・LGBTQ・性の多様性に関する授業作り・普及

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