SDGs事例紹介

SHIMA DENUM WORKS代表 富井 岳さん
SDGs シンボルマーク
SDGs目標 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
SDGs目標 11.住み続けられるまちづくりを
SDGs目標 12.つくる責任 つかう責任
地球に優しい、循環型のものづくり

SHIMA DENIM WORKS

アパレル産業
沖縄の代表産物であるさとうきびを使って、デニム生地に加工し、製品化。その新しい技術で地域の資源を活用した製品を展開しています。

記事を読む前に知っておきたい予備知識

・バガスとは

バガスとは

さとうきびの搾りかすのことを「バガス」と言います。
砂糖を得るために搾ったさとうきびの約4分の1がバガスになります。
沖縄県内だけでも年間約20万トンのバガスが発生していて、世界的には年間約1億トンものバガスが発生しているそうです。
沖縄ではバガスの約90%が、製糖工場のボイラー燃料として利用され、蒸気で発電機や圧搾機を回すことに利用されています。
余ったバガスは、家畜の敷料として使用されたり、堆肥となってきび畑に還元されたりします。
他にも紙の原料のパルプ材として利用されたり、近年はバイオエタノールの精製や、食物繊維を活用した加工食品としての利用研究など、活用の幅が拡がってきています。

SDGs取り組み内容

取り組みの概要

沖縄で生まれたさとうきびを、日本各地の確かな伝統技術のもと、デニム生地に加工し、沖縄県内の職人によって製品化しています。

取り組みの詳細

沖縄の象徴でもあるさとうきび。
さとうきび 自体を使うのではなく、さとうきびから発生するあまり使い道が確定されていないものを有効活用していくことに目を向けました。
さとうきびを製糖するときに発生する搾りかすのことを『バガス』と言います。
多くは燃料代わりに燃やされてしまうものですが、有効活用することでバガスは貴重な資源になります。
地域の資源を使って地域に還元できることをしたいという想いから始まり、岐阜県の美濃市の和紙技術や広島県福山市の織物技術など日本の伝統技術を集結させることで、バガスから一生モノのデニムを作り上げることができるようになりました。

今後の展開

世界で1番多く生産されている農作物はさとうきびと言われています。さとうきびは、日本で沖縄が1番生産されています。
バガスは、沖縄で年間20万トンほど出ています。
世界ではこの数よりも多く生産されている国がたくさんあります。その分バガスの出る量も多いということになります。
この事業がロールモデルとなって、さとうきび生産国に対して展開できていけたら、沖縄から世界に発信する事業にできるんじゃないかなと考えています。
日々の生活の中で衣食住は大切なこと。ライフスタイルに大切なものにも、バガスを取り入れていけたらいいなと考えています。

取材を通して感じたこと

さとうきび と人

世界で1番多く生産されている農作物はさとうきびと言われているそうです。
「砂糖は私たちの生活の中で欠かせない存在であり、その生活は続いていく。
ということは、同時にバガスも出続ける」
というお話を聞いて、SHIMA DENIM WORKS さんの取り組みはこれから先も長く、続いていくのだろうなと感じました。
私たち人間が口にする食物の、使える部分は工夫して使っていく。
自然に感謝し、無駄がないように動いていくことがとても大切だと思います。

[ 松川 ]

持続型の農業

バガスが飼料や燃料として使われている事は何となく知っていましたが、衣類に加工されていると知った時は驚きました。
最近ではファストファッションが主流となっていますが、SHIMA DENIM WORKSさんが作っているような丈夫で長年使える衣類をみんなが少しづつでも使っていければより良い未来が築けるのではないかなと思いました。

[ 又吉 ]

関連情報

最近更新されたSDGs事例紹介

SDGs目標 5.ジェンダー平等を実現しよう
周りと違っても大丈夫!
NPO法人

・LGBTQ・性の多様性の啓発活動

・小中高特別支援学校児童生徒対象LGBTQ・性の多様性講演会、教職員研修、行政・大学・企業・保護者・一般対象等の講演会

・LGBTQ・性の多様性に関する授業作り・普及

・レインボーハートグッズ商品企画・普及

・LGBTQ・性の多様性に関する児童生徒、教職員等の相談対応

SDGs目標 3.すべての人に健康と福祉を
SDGs目標 4.質の高い教育をみんなに
SDGs目標 10.人や国の不平等をなくそう
色々な人が色々な事を一緒に学べる居心地の良い場所
ホームスクール+寺子屋

・国籍・人種・不登校の方など様々な方々が通える寺子屋+フリースクールの運営

・月に1度の「ちきゅう屋食堂」を開催

・畑で作物を育てて地産地消に取り組んでいる

・地域の方々とのコミュニティーの場所を提供

 

 

SDGs目標 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
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日本初!環境に優しく、人にも優しいハブ革
デザイン・製造・販売

・県産「駆除ハブ」を活用し生態系を崩すことなく、環境にも配慮したアイテムを製作。

・環境に優しい薬品の使用。

・「脱ムダ(脱プラ)」により、基本包装(無料)はOPP袋とエアパッキンのみにし、ギフトボックスなどは必要な方のみにお渡しをしている。

・新鮮な「駆除ハブ」を活用し、沖縄82そば(ハブそば)を販売している。

・県内でのイベントを増やし、技術や伝統文化の継承にも力を入れている。

 

 

SDGs目標 1.貧困をなくそう
SDGs目標 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
SDGs目標 8.働きがいも経済成長も
SDGs目標 13.気候変動に具体的な対策を
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
沖縄から“おいしい”の起点に
製造・販売業

沖縄こども未来プロジェクトへの寄付

子ども食堂への製品提供、寄付、運営補助

バイオガスを使った発電事業への協力

濃縮工程への食用廃油の活用

構内車両の低炭素車両の導入

人事評価制度の見直し

有休取得率の更なる向上

キャリア開発支援、研修など

ビーチクリーン活動

バイオプラスチック容器の採用