SDGs事例紹介

金城由希乃さん
SDGs シンボルマーク
SDGs目標 4.質の高い教育をみんなに
SDGs目標 8.働きがいも経済成長も
SDGs目標 11.住み続けられるまちづくりを
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
エシカル起業家

金城由希乃さん

サービス業・小売業
ある時、海で使⽤していた⽇焼け⽌めを「サンゴが死んじゃうよ」と注意されたことをキッカケに、観光と環境の問題に取り組むことに。クラウドファンディングで集めた資⾦で、2017年にサンゴに優しい日焼け⽌めの販売を開始。他にも、美しい海岸を保全するための海岸でのゴミ拾い(ビーチクリーン)をアクティビティと位置づけて、地域の人たちや企業、そして観光客も気軽に参加できる「プロジェクトマナティ」を立ち上げて、精力的に活動している。沖縄本島や離島を中⼼に、啓蒙活動をしながらサンゴに優しい日焼け止めやプロジェクトマナティの普及など、多岐にわたった環境保全活動を⾏なっている。

記事を読む前に知っておきたい予備知識

・日焼け止めはサンゴに悪いの?

・沖縄の海岸ゴミはどれくらいあるの?

・SDGsは個人ができるものなの?

日焼け止めはサンゴに悪いの?

夏の紫外線による肌のダメージを防ぐために、海岸で日焼け止めやスキンケア製品を塗ることは日常的なシーンですよね。

でも、その製品に含まれている化学成分が、サンゴやそのほかの海洋生物の遺伝子を傷つける原因になっていることをご存知でしょうか?
世界的には法律での規制も拡がってきています。

利用している日焼け止めやスキンケア製品に以下に示すような成分が含まれていたら、海辺での使用は控えましょう。

海洋生物に有害な成分

  • オキシベンゾン
  • オクチノキサート
    (メトキシケイヒ酸オクチル)
  • オクトクリレン
  • エンザカメン
  • トリクロサン
  • エンザカメン
  • メチルパラベン
  • エチルパラベン
  • ブチルパラベン
  • ベンジルパラベン
  • フェノキシエタノール

日焼け止めに法的規制がある主な国・地域

  • ハワイ

    2018年5月にサンゴ礁への有害性が指摘される成分を含んだ日焼け止めの販売を禁止する法案が可決。2021年1月より施行

  • パラオ

    2018年11月にサンゴ礁に対して有害な物質を含む日焼け止め製品の販売や持ち込みを禁ずる条項を含む法律が成立。2020年1月より施行。違反者は1,000ドル以下の罰金

  • オランダ領ボネール

    2018年5月、ハワイにならってサンゴ礁に対して有害な物質を含む日焼け止め製品を禁止。2021年1月より施行。

日焼け止め
日焼け止め

沖縄の海岸ゴミはどれくらいあるの?

2016年の沖縄県環境部環境整備課による調査発表によると、目視で確認できた分だけで、県内の海岸におよそ9,000㎥の漂着ゴミが残っている状態でした。
海岸に限らず、河川にも約350㎥のゴミが存在していて、特に人口の多い本島南部に多く、粗大ゴミの割合が高い結果でした。
その後の継続調査によると、県内の海岸に漂着してくるゴミは、年間20,000~40,000㎥、重さにして2,000~4,000t(トン)にもなるそうです。

もちろん、自治体や地元のボランティアが回収に取り組んでいますが、きれいな海岸を保つには人手や対策が不足している状況です。
ゴミには有害物質が含まれていますので、当然生態系に影響が出ますし、漁業や地元の生活など、私たちの暮らしに悪い影響を及ぼしています。

沖縄県環境政策部 海ゴミ15より
沖縄県環境政策部 海ゴミ15より
海岸ゴミ(沖縄本島西海岸)
海岸ゴミ(沖縄本島西海岸)

SDGsは個人ができるものなの?

『SDGs(持続的な開発目標)』と聞くと目標が大きすぎるので、

「それって、国や自治体がやるものでしょ」
「大企業が取り組むべきことでしょ」
「自分には関係ないよ」

といった意見が聞かれるもの無理はありません。
しかしながら、このままでは地球に住めなくなる、被害は人間が受けるという事を思えば、私たち一人一人の暮らしに関わってくることですので、全く関係ないとは言い切れない事態とも言えます。

SDGsのスローガンとして、
『地球規模で考え、足元(地元)から行動せよ(Think Globally,Act Locally)』 と呼びかけられています。
結局は私たちが暮らしている周囲の環境で、
「これは良くないな・・・」
と感じたことに対して、『改善するための行動』を素直に行っていくことが、結果的にSDGsの推進に繋がっていくはずです。

自分たちの地域のゴミ問題、環境問題、人権問題、社会問題などから目を背けずに、自分のできることから改善行動に移してみることが大切なのだと思います。

SDGs 17の目標
SDGs 17の目標

SDGs取り組み内容

取り組みの概要

沖縄で環境に配慮した化粧品の開発や海洋プラゴミをリサイクル原料とした製品の開発を行うエシカル起業家です。
また、製品開発だけでなく独自の仕組みを持ったクリーンアッププロジェクトも手がけています。

取り組みの詳細

ある時、⽇焼け⽌めを使っていたら「サンゴが死んじゃうよ」と注意されたことをきっかけに、2017年【サンゴに優しい⽇焼け⽌め】の販売を開始。
そして海洋プラスチックゴミ問題を改善すべく、【プロジェクトマナティ】というビーチクリーンと観光を掛け合わせて、参加費を払って、気軽にビーチクリーンを楽しむ。そして観光客が来れば来るほど島が綺麗になっていく。
というプロジェクトを地域住民や企業と共に運営しています。
他にも海洋プラゴミをリサイクルしたバッグの開発や、地域や企業との連携を深めて持続可能な社会にしていく活動を行っています。

今後の展開

  • 活動の広報および協力パートナーの拡大
  • プロジェクトマナティのモデルを海外展開

取り組みを通して

ダイビングイメージ
ダイビングイメージ

「サンゴに優しい日焼け止め」 誕生エピソードある日、シュノーケルをしようと海岸で日焼け止めを塗っていたところ、一緒にいたダイバーさんに
「サンゴが死んじゃうよ」と言われました。

一度は聞き流してそのまま海へ。
でも、泳ぎながらだんだんその言葉が響いてきて、その日のシュノーケルは楽しくありませんでした。
その言葉がきっかけで色々と調べたり、様々な方々に協力を頂いたりしながら、念願の 『サンゴに優しい日焼け止め』 が完成しました。

「サンゴが死んじゃうよ」と言われたとき、もしそこに「これだったら大丈夫だよ」と言ってもらえる商品があったら、きっと楽しい一日を過ごせたはず。
沖縄の美しい海で気持ちよく過ごせるための商品であって欲しいです。

 

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ビデオギャラリー

取材を通して感じたこと

本質を考えれば当たり前のことだって気付く

金城由希乃さんはとても大切な事を教えてくれました。
「SDGsは素晴らしい取り組みということは前提として【SDGsは意識しなくても良い】と思っている。
なぜなら、SDGsの項目を見ると、やっぱり昔からずっと言われていることが言葉を変えてSDGsに入ってきているものが多いから。
(当たり前のことだから)SDGsを意識しすぎない。
SDGsに興味がある人は本質を考えて見ると良いよ。」

私は、このお話を聞いた時、
「SDGs」のある種の強迫観念のようなものがなくなり、気楽にやっていこうと思えました。
気楽にやっても問題ないと思えました。

最近ではあちらこちらで「SDGs」という難しい言葉が聞こえ、 世の中がそれを求めている風潮を感じます。
ですが、もっとシンプルに
「ポイ捨てはしてはいけない」
「みんなで助け合った方が良い」
という気持ちで生活していくことがSDGsの第一歩だとインタビューを通して実感しました。

[ 伊禮 ]

人と人が出逢い、繋がり、優しさが回る世界。

「辛いとか、大変って思っている時間が、自分を好きになる時間だよ。って教えてもらった。
大変なことはたくさんあるけど、先輩からの教えや、周りの方々のおかげでやってこれている。 」

お話を聞いていると、人と人の出逢いをとても大切にしているなと感じました。
金城さんの真っ直ぐな目に釘付けになり、話に引き込まれて、 涙が込み上げてきて、必死に瞬きを繰り返しました。

愛する沖縄のために何ができるか。環境問題にどう取り組もうか。
中々行動に移せずにいる方もいらっしゃると思います。
想いがあれば、その想いに一度身を任せて、
動いてみたらどうでしょうか?
新しい何かに出逢い、何かを感じるかもしれません。
私は、そうしてみようと思いました!

[ 松川 ]

人と自然の調和

これまで以上にサンゴを痛めつけさせず、サンゴ(自然)と人の調和を大切にして一生懸命取り組む姿に引き込まれました。
そして、視野を広げてサンゴのみならず、海岸に捨てられたゴミ問題に対し、プロジェクトを立ち上げて地域と参加者のコミュニティを活性化させて、温かい絆の繋がりを大切にする想いが伝わりました。
私も海が大好きなので、このプロジェクトに積極的に参加していき綺麗な海を守っていきたいと思いました。

[ 長田 ]

普段の生活の中にも。。。

日焼け止めを使って海に入ると「サンゴ死んじゃうよ。」とダイバーさんに言われたことがきっかけで 色々調べ、そこからサンゴに優しい日焼け止めを開発したと仰っておりました。
言葉のストレートさに衝撃を受け、この言葉を聞いたときに他人事ではないなと感じ、きっと日焼け止めだけではなく普段何気なくしている行為の中にも自然や生き物に良くないことがあるのでは?と思いました。

普段から何気なく眺めたり、遊んだりしている沖縄の海の綺麗さを守っていくとは一人一人では難しいことですが、

(海に出かけた際は少しでもゴミ拾いをしてみよう。そもそもゴミをなるべく出さないようにしていこう。)
と意識を持つことができたので、これからは海に行くときにはゴミ袋を持って行こうと思います。

[ 又吉 ]

最近更新されたSDGs事例紹介

SDGs目標 6.安全な水とトイレを世界中に
SDGs目標 13.気候変動に具体的な対策を
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
地域の暮らしと水のつながりの向上を目指して
研究プロジェクト

持続可能な自然環境の維持と貢献に努めるべく、沖縄県をメインに日本国内外の水質調査等を通じて、陸から海へ循環する水の
水質改善や水不足の解消に関する取り組みを行っています。
また、地域住民への水についての指導やワークショップも行い周知活動をしています。

SDGs目標 5.ジェンダー平等を実現しよう
周りと違っても大丈夫!
NPO法人

・LGBTQ・性の多様性の啓発活動

・小中高特別支援学校児童生徒対象LGBTQ・性の多様性講演会、教職員研修、行政・大学・企業・保護者・一般対象等の講演会

・LGBTQ・性の多様性に関する授業作り・普及

・レインボーハートグッズ商品企画・普及

・LGBTQ・性の多様性に関する児童生徒、教職員等の相談対応

SDGs目標 3.すべての人に健康と福祉を
SDGs目標 4.質の高い教育をみんなに
SDGs目標 10.人や国の不平等をなくそう
色々な人が色々な事を一緒に学べる居心地の良い場所
ホームスクール+寺子屋

・国籍・人種・不登校の方など様々な方々が通える寺子屋+フリースクールの運営

・月に1度の「ちきゅう屋食堂」を開催

・畑で作物を育てて地産地消に取り組んでいる

・地域の方々とのコミュニティーの場所を提供

 

 

SDGs目標 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
SDGs目標 12.つくる責任 つかう責任
日本初!環境に優しく、人にも優しいハブ革
デザイン・製造・販売

・県産「駆除ハブ」を活用し生態系を崩すことなく、環境にも配慮したアイテムを製作。

・環境に優しい薬品の使用。

・「脱ムダ(脱プラ)」により、基本包装(無料)はOPP袋とエアパッキンのみにし、ギフトボックスなどは必要な方のみにお渡しをしている。

・新鮮な「駆除ハブ」を活用し、沖縄82そば(ハブそば)を販売している。

・県内でのイベントを増やし、技術や伝統文化の継承にも力を入れている。