SDGs事例紹介

木田朝水(きだ ともみ)さん
SDGs シンボルマーク
SDGs目標 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
SDGs目標 11.住み続けられるまちづくりを
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
青い塩でサンゴを守る

木田 朝水さん

飲食業・製造業・農業・畜産業
恩納村真栄田にて、飲食店「真栄田そば」を経営しながら、世界初の青い塩を開発し、販売。 さらに農業や養蜂を営みながら、サンゴの保全活動を行っています。

記事を読む前に知っておきたい予備知識

・バタフライピーって何?

・真栄田岬とサンゴ

・ハニー&コーラル・プロジェクトとは

バタフライピーって何?

バタフライピーとはマメ科の植物でタイやベトナムなどが原産地で、東南アジアではハーブとして使われており、真っ青な花が特徴です。
この花が蝶々に似ていることからバタフライピーと言われています。
バタフライピーの青は「アントシアニン」というポリフェノールの一種で、ブルーベリーの約4倍ものアントシアニンが含まれていると言われています。
アントシアニンには眼病予防や視覚機能の改善などの効果などがあるとされ、さらに、目以外にも様々な体に良い効果があると言われています。

バタフライピー
バタフライピー

真栄田岬とサンゴ

沖縄本島の中央部から東シナ海へ突き出した真栄田岬は、サンゴ礁が隆起した石灰岩によって約100万年前にできています。
「青の洞窟」で知られる全国的にも有名なサンゴ礁が広がるダイビングスポットですが、1997〜1998年に始まったサンゴの大規模白化現象やその後のオニヒトデの大発生などの影響でサンゴ礁は大打撃を受けました。
現在では少しずつ回復に向かってはいますが、やはり昔に比べると岩肌がむき出しになっている場所が多く、サンゴが減少しています。

真栄田岬
真栄田岬

ハニー&コーラル・プロジェクトとは

沖縄県恩納村は2018年に「サンゴの村宣言」を行い、現在「SDGs未来都市」に選定されており、その中の取り組みの一つとして、地元 沖縄国際科学技術大学院大学OISTとの共同事業の【ハニー&コーラル・プロジェクト】という取り組みがあります。
ハニー(honey)は蜂蜜、コーラル(coral)はサンゴの事です。
サンゴ減少の要因の一つとして農業などの土壌改良が原因で起こる赤土流出問題があり、早急な対策が必要ですが、農家の方々は作物を育てて収入を得ており、農業は沖縄県全体にとっても重要な産業であるため、赤土流出が問題だからといって農業を止めれば解決するというような単純な話でもなく、止めることも難しいのが現状です。
そこで恩納村と各研究機関、そして農家さんみんなでこれらの問題を「ミツバチ」によって解決しようという活動を行なっています。
遊休耕作地や土がむき出しになった畑にグリーンベルトや栽培の手間がかからない花を植えて養蜂を行えば、高齢化した農家でも蜂蜜を取って収益をあげることができ、それだけで赤土流出防止にも繋がるとともに、さらに利益の一部は赤土対策事業に還元するという取り組みです。

 

SDGs取り組み内容

取り組みの概要

塩の製造・販売で得た収益の一部や、飲食店に設置している募金箱に集まったお金で寄付を行い、合わせて恩納村のプロジェクトである「ハニー&コーラル・プロジェクト」に参画しています。

取り組みの詳細

「世界初の色が変わる青い塩」として塩とバタフライピーという植物を融合させた【青い塩】を開発。
2019年には恩納村お宝認定優秀賞を受賞し、県内の道の駅やホテルなどでも取り扱われています。
サンゴの大規模白化減少以外に、ここ10年でもサンゴがますます減少していっているのを、自身がシュノーケルやサーフィンをする際に、実際に間近で見て痛感したことをきっかけに、その販売で得た収益の一部や、自身が経営する飲食店に設置しているサンゴ募金箱に集まったお金をサンゴ保全団体に寄付を行っています。
さらに恩納村の「ハニー&コーラル・プロジェクト」に参画し、人の土壌改良が原因として起こる赤土流出問題を防ぐ取り組みをしています。
去年から始まった「ハニー&コーラル・プロジェクト」では、一つの方法として、土がむき出しになっていたサトウキビ畑を使って、そこに花を植えて、さらに養蜂を行うことで、サトウキビに変わって蜂蜜で収益をあげる仕組み化と、植栽による赤土流出防止に取り組んでいます。

今後の展開

  • 青い塩の販売拡大
  • 「ハニー&コーラル・プロジェクト」の協力パートナーの拡大

取材を通して感じたこと

サンゴのために、何か力になれたら

木田さんの印象はとにかく素敵な「笑顔」で取材中も終始にこやかに質問に答えてくださいました。
ですがお話を伺うと、その表情からは決して分からないような 木田さんの行動力とこれまでの取り組みの大変さに驚きました。

青い塩の原料になっているバタフライピーの栽培は4年前から。青い塩の販売は2年前から。
飲食店の経営をしながら同時に農業もサンゴ保全も取り組んでいる木田さんから
「誰かの為にやってるとかではなくて、純粋にサンゴのために何か力になれたら良いなという想いでやっている」
という言葉を聞いた時、その軸の強さに痺れました。

このような方達こそ本当に応援すべき存在だと思うと同時に、自分で何かに取り組むことができなくても、このような方達を応援することが一つのアクションになると思いました。

[ 伊禮 ]

記憶に残る 青い塩

青い塩という見た目だけでも「綺麗だな」「かわいいな」と思えるのですが、レモンやシークヮーサーの果汁をかけることで、色がピンクに変わることの面白さや驚きもあり、とても記憶に残る塩だと感じました。
この「色の変わる塩」を「沖縄で買う」「沖縄で口にする」という行為自体が、沖縄の海を思い出したり、サンゴの大切さに気がつけるきっかけ作りになる素敵な商品、取り組みだと思いました。

[ 又吉 ]

最近更新されたSDGs事例紹介

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技術で社会に貢献する
製造業

ビーチクリーニング活動。

インドネシア、東南アジアでの小型焼却炉チリメーサー普及に向けて取り組み。

解体不用な大型廃棄物(畳・枠材・家具)等の焼却処理の対応。

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地域交流を深め地域にやさしいデイサービス
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SDGs目標 2.飢餓をゼロ
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一皿のタコライスで救える未来がある
一般社団法人

みらいチケット導入してくれる協力店の募集活動

他言語講師と外国語を触れ合う児童クラブを運営

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子ども達が安心できる居場所
飲食業

地域で地域の子ども達が安心して過ごせる居場所づくりを目的として地域コミュニティを大切に支える「ももやま子ども食堂」が2015年(平成27年)5月5日に開所されました。
子ども食堂の活動に協賛してくれる県内企業と連携し余った食材や本を支援を受けて子ども食堂で食事を提供しています。