SDGs事例紹介

SDGs シンボルマーク
SDGs目標 4.質の高い教育をみんなに
SDGs目標 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
SDGs目標 11.住み続けられるまちづくりを
SDGs目標 13.気候変動に具体的な対策を
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
未来の子供に残す美ら海保全活動

沖縄海洋保護団体chura-mura

NPO団体
有志によるウミガメ保全活動

記事を読む前に知っておきたい予備知識

・ウミガメの種類

・リゾート開発

・ウミガメの産卵

・ウミガメホットライン

ウミガメの種類

ウミガメは地球上1億年来生息しており、現存するウミガメは世界中で約8種類と言われています。

ウミガメの中で一番大きいのは「オサガメ」で甲羅の大きさは1メートル超え、重さは約500キロ程あります。

そして、ウミガメの中で一番小さいのは「ケンプヒメウミガメ」甲羅が円盤で平べったく重さも40キロ程しかありません。

ウミガメは元々陸上で生息していたカメが海で生息できるように進化したカメで、早く泳げるようにヒレ状になり、さらには甲羅には水の抵抗を受けない流線形で甲羅の骨は隙間が多く軽いのが特徴です。しかし、ウミガメとは言え元々陸で生息してた生き物なので、母ガメは産卵は海の中ではなく満月の夜に月明かりを頼りに陸に上がって産卵します。

沖縄近海では環境省から発表されている絶滅危惧Ⅰ B類(レッドリスト)タイマイ・アカウミガメ・アオウミガメが生息しています。

 

 

 

リゾート開発

近年、沖縄は観光客の増加により西海岸側の海はほとんど観光客誘致の為に何もなかった海のすぐそばにホテルや商業施設など多く建てられるようになりました。

また、世界の海洋面積のサンゴ礁の海は何%かご存知でしょうか?

実は、わずか0.2%なのです。そのなかで沖縄には数多くのサンゴ礁があります。とても貴重で奇跡の島なのです。

ですが、地域活性化する一方で、リゾート開発の影響によってビーチのゴミや騒音、光害など新たな環境問題が発展し、これまでウミガメが産卵ポイントが失われ安心して産卵ができなくなってるのが現状です。沖縄県内ではまだウミガメを保護とする法整備が進んでいなく、保護団体からはいち早く保護に取り組んでほしい声も上がっています。

 

 

 

ウミガメの産卵

ウミガメの産卵は梅雨入りの5月〜8月にかけて満月の夜に浅瀬の砂浜に上陸し1匹1回約100~150個産卵すると言われています。

しかし、150個産卵したとは言え、産卵から2ヶ月経過し孵化して子ウミガメが海に戻り親ガメになるのはたった1〜2匹程度にしかならないそうです。これがウミガメの絶滅危惧種たる一番の所以といってもいいでしょう。そのくらいウミガメはデリケートな生き物なのです。

また、ウミガメの放流会などで孵化してから捕獲して人が集まってから放流するなどといったイベントなどありますが、実はそれはウミガメにとってとても命に関わる重大なことなのです。実はウミガメは孵化してから24時間しか自由に早く動けないので、その間に天敵となる魚などに食べられないように沖へ行かなければなりません。なので捕獲されている時間が24時間のタイムリミットを削っていることになるのです。

もちろんその様子を子供達やたくさんの人に見学させて学ばせる事はとてもいい事ですが、捕獲など孵化の妨げにならように見守ってあげて欲しいです。

ウミガメホットライン

ウミガメ保護団体NPO chura-mura では、ウミガメホットラインを広めてます。

瀕死、または怪我をしたウミガメを発見したらホットラインまでお問い合わせ下さい。

 

ウミガメホットライン

SDGs取り組み内容

取り組みの概要

絶滅危惧種のウミガメの保護や産卵、孵化の生存率をあげる活動やウミガメの生体調査に取り組んでいます。

取り組みの詳細

定置網にかかったウミガメや怪我をしたウミガメを保護し、生態を測りタグを付け安全な海に帰し追跡し生態調査や

ウミガメの産卵地である読谷村の宇座ビーチを中心にウミガメの孵化調査、ビーチクリーンや焚き火禁止呼びかけ活動や

ビーチ利用マナーの徹底、夜間のパトロールなど、

ビーチから出たゴミは煙を出さず超低ダイオキシン、有害物質の発生を抑える焼却炉でゴミを燃やすクリーンエネルギーを採用しています。

また、子供達に環境意識を高める必要性を強く感じた為、ウミガメや環境問題に関する教育プログラムを作成し無料の講演会活動も行っています。

 

今後の展開

・オーシャンレンジャーウミガメホットラインで保護拡大

・ウミガメと共存できる保護区を作りたい

・子供達へウミガメ、環境問題について今後も発信教育

取材を通して感じたこと

ウミガメが安心して沖縄で産卵できる体制を!

沖縄からウミガメが減ってしまうと、サンゴの環境が悪化しさらにはクラゲが増えてしまうと今までの沖縄の海の環境が変わってしまうと想像したらとても鳥肌がたちました。

また、卵から孵化した子ウミガメは砂の中から地上に出ると共にフレンジー(興奮状態)になって丸一日かけて外洋へとにかく遠くへ泳いで行かないと子ガメが餌食となってしまうこともあると聞いて、自分が幼い頃に参加したウミガメの放流会は間違ったやり方だったんだ!と気付かされました。

沖縄の未来が暗い未来にならないよう今日からでも誤った保護活動と海を汚さない取り組みをしながら、正い情報を発信していきたいと思いました。

[ 長田 ]

沖縄は奇跡の島!

私はこの取材を受けて沖縄に対する目線が変わりました。

沖縄に生まれ、幼少期から海があるのは当たり前!珊瑚なんてどこにでもあるものだと思って過ごしてきました。

ですが彼らの話を聞きサンゴ礁が0.2%しかないその中でここ沖縄にあるとゆう事実を聞きとても驚きました。

ですがその事実は知っている人は周りにほぼいない現状にも驚きました。なぜこの奇跡の島にもっと関心をもたないんだろう。

と思いそれは私たちが当たり前と思い目を向けていなかったからなのかと思うととても悲しくなりました。

環境問題ももちろんですがもっと沖縄の深い現状をまずは沢山の人に知って欲しくて

その日から私は沖縄のこの状況や、奇跡の島なんだよと色んな人に言っています。笑

とてもいい話が聞けて良かったです。今後もこの活動をもっと若い世代にも知ってもらいたいのでchura-muraさんを応援していきたいです。

[ 新垣 ]

最近更新されたSDGs事例紹介

SDGs目標 4.質の高い教育をみんなに
SDGs目標 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
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SDGs目標 13.気候変動に具体的な対策を
脱炭素社会への架け橋
学校教育

沖縄国際大学 経済学部 地域環境政策学科の生徒を中心に、学部内外、学年問わず
「脱炭素、環境、再生可能エネルギー、カーボンニュートラル」に関心のある生徒が集まったゼミ。
授業内では、生徒一人一人が自分でプロジェクトを創出し、毎週授業で提案発表を行っています。

今回は、その集大成として【脱炭素チャレンジカップ2025】にゼミ生でチームとしてエントリーしました。
脱炭素チャレンジカップとは、CO2排出量の実質ゼロを目的とした地球温暖化防止に関する地域活動について、優れた取組を表彰している全国大会です。
学校・市民団体・企業・自治体など全国から多数エントリーし、名称を変えながらも14年目、これまでのエントリー総数は11,245 件にもなります!

生徒たちの探究心と小山先生の熱心な指導のもと、国内最大規模でハードルの高い大会にて、全国から集まったライバルたちに負けず見事アイデア賞を受賞!!

SDGs目標 8.働きがいも経済成長も
SDGs目標 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
SDGs目標 12.つくる責任 つかう責任
SDGs目標 13.気候変動に具体的な対策を
SDGs目標 17.パートナーシップで目標を達成しよう
アートとテクノロジーで廃棄物を生まれ変わらせる
製造業

・繊維パネル事業

・アート壁事業

・ワークショップ

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SDGs目標 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
SDGs目標 11.住み続けられるまちづくりを
SDGs目標 12.つくる責任 つかう責任
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
SDGs目標 17.パートナーシップで目標を達成しよう
おからを活用した製品開発
製造業

・おからを使った代替肉の製造・販売

・おからを使ったグラノーラの販売(イベント時のみ)

・牧場と提携し循環型の農業支援やジェラート作り

・ピッチコンテストでの最多マッチング賞獲得

・食品のアップサイクルに関わる企業との意見交換

・島ぜんぶでうむさんラボ賞を獲得!

SDGs目標 6.安全な水とトイレを世界中に
SDGs目標 13.気候変動に具体的な対策を
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
地域の暮らしと水のつながりの向上を目指して
研究プロジェクト

持続可能な自然環境の維持と貢献に努めるべく、沖縄県をメインに日本国内外の水質調査等を通じて、陸から海へ循環する水の
水質改善や水不足の解消に関する取り組みを行っています。
また、地域住民への水についての指導やワークショップも行い周知活動をしています。