SDGs事例紹介

渡久地さんと石原さん
SDGs シンボルマーク
SDGs目標 3.すべての人に健康と福祉を
SDGs目標 17.パートナーシップで目標を達成しよう
食の安全を守る!!

一般財団法人 沖縄県環境科学センター

食品衛生
食品の「安全・安心」に関する検査、支援を行っています。

記事を読む前に知っておきたい予備知識

・食品衛生法とは

・HACCP(ハサップ)とは

食品衛生法とは

食品衛生法とは、飲食による健康被害の発生を防止するための法律であり、1947年に

「食品の安全性の確保のために公衆衛生の見地から必要な規制その他の措置を講ずることにより、

飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、もって国民の健康の保護を図ること」

(食品衛生法1条)を目的として、制定されました。

顕微鏡で検査中
顕微鏡で検査中

HACCP(ハサップ)とは

「HACCP(ハサップ)」は、アメリカのアポロ計画の中で宇宙食の安全性を確保するために発案された衛生管理手法です。その後、食品業界に評価されたことをきっかけに、次第に世界に広がり、いまでは衛生管理の国際的な手法となりました。

「HACCP」の意味ですが、「Hazard(危害), Analysis(分析), Critical(重要), Control(管理), Point(点)」の頭文字をとってできた造語です。

HA:危害要因分析(Hazard,Analysis)

有害な微生物、化学物質や異物(金属等)が、原材料由来や製造過程で食品中に混入・増殖することで発生する可能性がある「危害(健康への悪影響)」を予測して、これらを管理する方法を明確にし、ルール化する。

CCP:重要管理点(Critical,Control,Point)

食品中の危害要因に対して健康を損なわない程度にまで確実に減少・除去するために、HA(危害要因分析)に基づき、特に重要な製造・加工工程を管理する。
・例:加熱・冷却・包装 の時間や温度管理

この様に、HACCPは製造工程を細分化し、工程ごとのリスク管理を行います。これにより、問題がある商品の出荷を防ぐことができます。万が一、食品事故が発生した場合でも、どの工程に原因があるのかを迅速に究明し対応することができます。

ハサップとは
ハサップとは

SDGs取り組み内容

取り組みの概要

食品衛生法に基づく食品等の検査

食品製造施設、学校給食および保育施設、ホテル厨房など、衛生管理に関するコンサルタント業務

食品製造業者様、販売業者様の品質管理のための検査や成分表示に関する検査、食品表示法に基づく食品表示作成業務支援

食品製造・加工業等における食品従事者様や水道事業関係者様に向けて、検便検査(腸管出血性大腸菌・サルモネラ属菌・赤痢・ノロウイルス)

PCR検査

取り組みの詳細

沖縄県内離島を含め全域の学校給食施設、保育施設、ホテル厨房、食堂、フードコート等の

食中毒や異物混入などを防止するため「HACCPに沿った衛生管理」のサポートや

衛生調査・微生物検査等様々な検査、支援を行っています。

又、海外から輸入される食品について、食品衛生法に基づいた命令検査と食品事業者様からご依頼の自主検査を通して県内の食の安全・安心を守っています。

その他にも食品衛生やHACCPなど様々なテーマで衛生講習会などを行っています。

 

今後の展開

食の安心・安全がどのようにして守られているか?

給食を通して子どもたちをはじめ多くの人に広まっていければうれしい限りです。

また、子どもたちには、これからも給食を作って頂いている、栄養士さんや調理員さんに「感謝」の気持ちをもちながら

沢山の思い出を創ってほしい。

食品の検査や衛生講習など様々な活動を通してこれからも沖縄県内の「食の安全・安心」を支える

「縁の下の力持ち」として貢献できるように努めていきます。

 

 

 

 

取材を通して感じたこと

縁の下の力持ち

取材を行って、すぐに思いついた言葉が、「縁の下の力持ち」この言葉でした。

これまで当たり前に、食べていた給食や輸入製品、レストランなどの食べ物が一つ一つ検査され、私たちの食卓などに並んでいるのは、

環境科学センター様のような活動があり、安心安全が守られているからこそだと感じました。

日頃当たり前に安全な物を食べれる環境に感謝をし、意識を持って食べる。これも大切なことだと感じました。

[ 新垣 ]

未知の世界

私たちが普段口にしているものはこのように、環境化学センターの方達が

念入りに検査しているとしって、本当に感動しました。

私たちは今まで食中毒や食当たりを起こすことはほとんど無いか、

あっても数えられるくらいでしょう。

そもそも店頭などにに並んでいる商品に不信感を抱くことすらないと思います。

それは、環境科学センターの方達のおかげなんだと思いました。

常に人間に害のないものを食べらていることが幸せに思いましたし、まさに縁の下の力持ち!

環境科学センターの方々のお陰だと思いました。これからは感謝の心を持って美味しいご飯を食べたいです。

また、貴重な検査工程などを見させて頂きとても感謝です、未知の世界にいるようでした。

気さくで元気で優しい環境科学センターの方々、取材協力本当にありがとうございました!!

[ 安森 ]

関連情報

最近更新されたSDGs事例紹介

SDGs目標 5.ジェンダー平等を実現しよう
周りと違っても大丈夫!
NPO法人

・LGBTQ・性の多様性の啓発活動

・小中高特別支援学校児童生徒対象LGBTQ・性の多様性講演会、教職員研修、行政・大学・企業・保護者・一般対象等の講演会

・LGBTQ・性の多様性に関する授業作り・普及

・レインボーハートグッズ商品企画・普及

・LGBTQ・性の多様性に関する児童生徒、教職員等の相談対応

SDGs目標 3.すべての人に健康と福祉を
SDGs目標 4.質の高い教育をみんなに
SDGs目標 10.人や国の不平等をなくそう
色々な人が色々な事を一緒に学べる居心地の良い場所
ホームスクール+寺子屋

・国籍・人種・不登校の方など様々な方々が通える寺子屋+フリースクールの運営

・月に1度の「ちきゅう屋食堂」を開催

・畑で作物を育てて地産地消に取り組んでいる

・地域の方々とのコミュニティーの場所を提供

 

 

SDGs目標 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
SDGs目標 12.つくる責任 つかう責任
日本初!環境に優しく、人にも優しいハブ革
デザイン・製造・販売

・県産「駆除ハブ」を活用し生態系を崩すことなく、環境にも配慮したアイテムを製作。

・環境に優しい薬品の使用。

・「脱ムダ(脱プラ)」により、基本包装(無料)はOPP袋とエアパッキンのみにし、ギフトボックスなどは必要な方のみにお渡しをしている。

・新鮮な「駆除ハブ」を活用し、沖縄82そば(ハブそば)を販売している。

・県内でのイベントを増やし、技術や伝統文化の継承にも力を入れている。

 

 

SDGs目標 1.貧困をなくそう
SDGs目標 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
SDGs目標 8.働きがいも経済成長も
SDGs目標 13.気候変動に具体的な対策を
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
沖縄から“おいしい”の起点に
製造・販売業

沖縄こども未来プロジェクトへの寄付

子ども食堂への製品提供、寄付、運営補助

バイオガスを使った発電事業への協力

濃縮工程への食用廃油の活用

構内車両の低炭素車両の導入

人事評価制度の見直し

有休取得率の更なる向上

キャリア開発支援、研修など

ビーチクリーン活動

バイオプラスチック容器の採用