SDGs事例紹介

SDGs シンボルマーク
SDGs目標 1.貧困をなくそう
SDGs目標 2.飢餓をゼロ
SDGs目標 8.働きがいも経済成長も
SDGs目標 10.人や国の不平等をなくそう
SDGs目標 16.平和と公正をすべての人に
SDGs目標 17.パートナーシップで目標を達成しよう
一皿のタコライスで救える未来がある

タコライスラバーズ

一般社団法人
有志グループによるみらいチケット推進活動

記事を読む前に知っておきたい予備知識

・みらいチケットとは

・子供の貧困

・活動きっかけ

みらいチケットとは

奈良県橿原市にあるげんきカレー屋さんの「みらいチケット」が手本となっていて食事に来たお客様が支払い時に、追加料金(300円)を支払うことで「みらいチケット」を購入できます。このチケットを店内のホワイトボードに貼り付けます。来店した子供達が事前に支払い済みの「みらいチケット」を使って無料で食事をすることができます。大人たちのお腹いっぱい食べて笑顔になってほしいという善意が形になった素晴らしい取り組みです。

みらいチケット

子供の貧困

親に安定した収入がない、もしくは収入が低いなどの理由で、その子どもも貧困状態に陥ってしまい、就学や就労が満足にできなかったり、特に酷い家庭では、食事もしっかり食べられず必要なものを揃えられないといった状況に陥っています。

沖縄県は全国平均の数値を上回る高い貧困率となっており、特に子どもの相対的貧困率は全国の数値の比べて13%以上も上回っていることが分かります。
沖縄県が行ったアンケートでは、貧困層の家庭では食料や衣料が買えなかった経験や、電話料金などの滞納、電気・ガス・水道を止められた経験がある世帯が多くあり、また、非貧困層でも一定の割合でそのような経験がある世帯があることが分かっており、沖縄県全体で収入が不安定であることが伺えます。
さらには、貧困家庭で育ったがために十分な教育を得ることができずに、大人になっても収入が安定した職業に就くことが難しい、という貧困の悪循環が起こりがちであることも大きな問題となっています。

活動きっかけ

元警官でタコライスラバーズ代表の山川さんも幼少期に貧しく非行に走りかけた時もあり、彼自身も地域の大人に支えられた子供時代を経験し、山川さんの警官時代に万引きをした子供に「なんで万引きをしたの?」と聞くと「お金がないのに。」と言われ、その言葉が頭に焼き付いて離れなかった。そんな子供達の貧困を目の当たりにし、なんとか貧困に苦しむ子供たちを救いたいと、16年間勤めた警察官を辞める事を決意。子供の貧困を少しでも減らす活動に専念するようなり、たまたま訪れたSDGsの勉強会で「みらいチケット」の存在を知り、みらいチケットとタコライスをシフトする事ができないかと考えクラウドファンディングをしたところ、わずか1ヶ月で322万円の資金を集めることに成功、県内での「みらいチケット」の活動がスタートしました。

警察官時代

SDGs取り組み内容

取り組みの概要

みらいチケット導入してくれる協力店の募集活動

他言語講師と外国語を触れ合う児童クラブを運営

取り組みの詳細

奈良県橿原市げんきカレー発祥の「みらいチケット」のシステムを活用することにより、いつでも沖縄の未来を担う子ども達がお腹いっぱい、夢いっぱいの環境を作ることを目指しています。

みらいチケットを通して、子ども達がしっかりと空腹を満たし、明日への活力を見出すきっかけを作り、県内の子ども達を誰一人取り残すことのない環境作りを目指しています。

今後の展開

・一階はみらいチケットを導入した食堂で二階を外国語に特化した国際化教育でサポートできる学童を併設させる目標

・タコライスラバーズを運営する片側、代表自身が沖縄県退職公務員連盟 事務局長でもある為、それを生かし子供達と退職者があらゆる場面でマッチングできるシステム作りをする。

 

取り組みを通して

「みらいチケット」を活用する事によって、「貧困から派生する非行を止める」ことを目的として多くの飲食店に協力してもらい沖縄の子どもたちのみらいを少しでも良くしていくために活動を継続していくそうです。

フォトギャラリー

取材を通して感じたこと

山川さんの熱意に涙。。

この取材を通して初めて「みらいチケット」というものを知ったのですが、なぜこの活動が広まって支援してくれている方々も沢山いるのかがすぐに分かりました。

山川さんの幼少期からの辛い体験を通して「諸悪の根元は貧困にある」という考えで、お金がなく食べ物を万引きするといった子供達を貧困や飢えを無くそうと立ち上がり

必死に考えて警察官を辞めてでもこのみらいチケットを成功させる!という山川さんの熱意が心の底から伝わりました。

この話を聞きながら、私自身も幼少期の貧困で苦しかった時があり、思い出し重なる部分があり涙が出ました。貧困によってご飯を食べられないといった人がいなくなる様、綺麗事にはなるかもしれませんが山川さんの様に行動していく方が増えたら少しずつ解決に進んでいくのかなと思いました。

 

[ 新垣 ]

感動でした!

感動でした!

山川さんの子供たちの貧困に対する想いが伝わり、とても感動しました。

そして、16年間も勤めた警察官を辞め、子供達の貧困を無くしたいその一心で覚悟を決めた山川さんの行動力にも素晴らしいなと思いました。

私も裕福では無い家庭に育ち、とても共感する事が多く涙ながらに話す山川さんの姿に私たちも感極まり涙してしまいました。

これからも「みらいチケット」が広まっていって欲しいですし私達もぜひ力になりたいなと思いました。

[ 安森 ]

貧困から非行を阻止へ

山川さんが警官時代の話で、お腹を空かせて「お金がないのに」と万引きへと非行に走ってしまった子どもの姿を目の当たりにした経験をきっかけに

警察官をやめて、貧困で非行を阻止する為に一皿のタコライスで子ども達の命を救えると「タコライスラバーズ」プロジェクト活動を始めた事にとても感動しました。

また、「みらいチケット」を使った子ども達には「感謝」と言う気持ちを忘れずに飲食店で食べた食器などを自ら進んでお手伝いするようになったとお話しも聞けて

私も是非「みらいチケット」を広めながらも一人でも救えるようサポートしていきたいと思いました。

[ 長田 ]

最近更新されたSDGs事例紹介

SDGs目標 5.ジェンダー平等を実現しよう
周りと違っても大丈夫!
NPO法人

・LGBTQ・性の多様性の啓発活動

・小中高特別支援学校児童生徒対象LGBTQ・性の多様性講演会、教職員研修、行政・大学・企業・保護者・一般対象等の講演会

・LGBTQ・性の多様性に関する授業作り・普及

・レインボーハートグッズ商品企画・普及

・LGBTQ・性の多様性に関する児童生徒、教職員等の相談対応

SDGs目標 3.すべての人に健康と福祉を
SDGs目標 4.質の高い教育をみんなに
SDGs目標 10.人や国の不平等をなくそう
色々な人が色々な事を一緒に学べる居心地の良い場所
ホームスクール+寺子屋

・国籍・人種・不登校の方など様々な方々が通える寺子屋+フリースクールの運営

・月に1度の「ちきゅう屋食堂」を開催

・畑で作物を育てて地産地消に取り組んでいる

・地域の方々とのコミュニティーの場所を提供

 

 

SDGs目標 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
SDGs目標 12.つくる責任 つかう責任
日本初!環境に優しく、人にも優しいハブ革
デザイン・製造・販売

・県産「駆除ハブ」を活用し生態系を崩すことなく、環境にも配慮したアイテムを製作。

・環境に優しい薬品の使用。

・「脱ムダ(脱プラ)」により、基本包装(無料)はOPP袋とエアパッキンのみにし、ギフトボックスなどは必要な方のみにお渡しをしている。

・新鮮な「駆除ハブ」を活用し、沖縄82そば(ハブそば)を販売している。

・県内でのイベントを増やし、技術や伝統文化の継承にも力を入れている。

 

 

SDGs目標 1.貧困をなくそう
SDGs目標 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
SDGs目標 8.働きがいも経済成長も
SDGs目標 13.気候変動に具体的な対策を
SDGs目標 14.海の豊かさを守ろう
沖縄から“おいしい”の起点に
製造・販売業

沖縄こども未来プロジェクトへの寄付

子ども食堂への製品提供、寄付、運営補助

バイオガスを使った発電事業への協力

濃縮工程への食用廃油の活用

構内車両の低炭素車両の導入

人事評価制度の見直し

有休取得率の更なる向上

キャリア開発支援、研修など

ビーチクリーン活動

バイオプラスチック容器の採用