2021年5月18日(火)、JICA沖縄体育館にて行われた、『SDGs達成に向けた次世代おきなわ国際人材育成プロジェクト~おきなわSDGsユース~第1回プログラム 全体ブリーフィング』に参加しました。
この会合の目的は、「沖縄の若者たちが、国際協力を実践するための知識やノウハウを学び、沖縄と世界の架け橋となる「国際協力のトップランナー」になること」です。
これから持続可能な社会づくりを将来に渡って継続していくために、沖縄の大学生を中心とした若者の集まりの第1回目の会合となります。
集まった大学生たちは・・?
主に県内の琉球大学、沖縄国際大学、沖縄キリスト教学院大学、名桜大学、沖縄大学などから約40名の若者たちが集まりました。
国際協力について
基調講演での話がありましたが、日頃日本で暮らしていると、気づきにくいかもしれませんが、多くの人が食べるものに困ることもなく、着るものや住むところも基本的に不自由なく暮らしている場合が多いです。
しかし、世界人口の約8割である61億人の人たちが、日本と比べて生活水準の低い発展途上国と言われている地域です。
国際協力というのは、ただ食料やお金を与えるということとは違います。
「釣り方を教える」
という言葉があるように、現地の人たちに生活水準の向上や課題解決のためのノウハウや技術を教えることで、地域の人たちに合わせて持続可能な社会づくりに役立ててもらうという援助プロジェクトとなり、JICAはその一端を担っている主要な団体です。
若者たちがこのような取り組みに積極的に取り組んでいることはとても貴重なことだと感じます。
会合やミーディングの様子
若者たちの意見から
観光と環境を両立させることに関心があり、SDGsユースで知識と実現に向けた取り組みができる場所があると思って応募しました。
自分の知らない分野を学べ、可能性を感じることができて、すごいなぁと感じました。これからが楽しみです。
国際協力に関心があり、国際協力研究会のサークルを通して今回のSDGsユースを知り、大学生になって何か行動に起こしたいと思って参加しました。
同じような志の同じ世代の人たちと一緒に集まれたことは、とても新鮮で楽しかったです。
取材してみた感想
沖縄の未来に希望
SDGsのゴールである様々な課題は、一朝一夕に解決するものではなく、長い期間かけて改善していく必要のあるものです。
当たり前のことではありますが、改善が遅れると、次世代に悪影響が続いてしまい、早く継続的に取り組んでいくことで次世代への良い影響が与えられることになります。 そんな中で、参加してくれている大学生たちの若く前向きな姿勢をみているととても希望に感じますし、さらに私のような年齢を経た大人にとっても大きな刺激になるものです。
このような取り組みを今後も継続していくことで、沖縄の様々な課題が改善され、ひいては世界に向けての良い影響へと繋がっていくことを実感しますので、これからも若者たちを応援していきたいな、と感じました。 [今井]
SDGsユースに参加して
大学生の方々から話を聞いて、平和についてのインタビューで、「沖縄に住んでるのに沖縄戦について知識がないので参加をして知識をつけて平和に対する考え方を身につけたい」と語っていて、大学生でSDGsについて考えたり、戦争のことを考えて、未来の為に動く力が凄いなと思いました。この方々が未来を変え、より多くの人にSDGsについて知って欲しいなと思いました。 [新垣]
SDGsに感謝
大学生への取材で、「自分は戦争を経験していないけど、戦争についてこれから勉強し、後世に語り継いでいけたらなと思います」と言う、大学生の方がいて、感動するとともに私もその心を大事にしたいと思いました。
また地球環境問題や、沖縄戦、沖縄ならではの歴史や文化を知るとても良い機会を作ってくれたSDGsに取り組んでいる皆様に感謝したいなと思います。 [安森]