現状

世界では9人に1人、約8億者人々が飢餓に苦しんでいます。

また、世界では4人に1人が深刻な栄養不足状態なのです。

開発途上国とされている国々に飢餓状態の人々が多いことがわかります。

また、飢餓に苦しむ約75%の人々は、開発途上国の農村部に住む貧しい農民なのです。

世界の食料安全保障と栄養の現状

2018年の世界の飢餓人口 8億2,160万人(9人に1人)
アジア 5億1,390万人
アフリカ 2億5,610万人
ラテンアメリカ・カリブ海地域 4,250万人

何が原因なの?

飢餓が起こる原因には、自然災害、紛争、慢性的な貧困があります。

自然災害が起こることで農作物や田畑が被害を受け、家や仕事などの生活基盤も失われ、経済的にも物理的にも食料を手に入れることができなくなり、人々の栄養状態が悪化してしまうのです。

また、紛争が起きることで家や農地など全て捨てて避難しなければなりません。

避難せず残ったとしても危険なので農作業や仕事をすることができず、どちらにしても食料の確保が困難により、飢餓状態に陥ってしまいます。

また、貧しい農民は農業を行うための土地や水、種などを確保する資金が無いために自給自足が困難で、貧困や飢餓から抜け出すことができません。

子どもに教育を受けさせられないために、貧困の連鎖を断ち切ることができないという問題があります。

深刻化する紛争地域の飢餓より
人口の4分の1以上が
緊急の飢餓状況にある国
人口に対する
飢餓状況にある人の割合
緊急の飢餓状況にある人数
イエメン 60% 1,700万人
南スーダン 45% 480万人
シリア 33% 650万人
レバノン 33% 190万人
中央アフリカ共和国 30% 110万人
ウクライナ 26% 120万人
アフガニスタン 25% 760万人
ソマリア 25% 310万人

解決への動き

沖縄や日本では飢餓で苦しんでいる人はほとんどいませんが、世界中には飢餓で苦しんでいる人がたくさんいます。

この問題に対して向き合う必要があると思います。

例えば、フードロスなどの問題を解決することができれば余った食材を飢餓で苦しんでいる人達に渡すことができるかもしれません。

また、農業が盛んな沖縄から農業に詳しい人を派遣して現地の人達に農業を教えることができれば、自給自足の生活ができるようになり、少しでも多くの飢餓に苦しむ人を減らせることができるかもしれません。

こういった課題に取り組むことで、1日でも早く飢餓で苦しむ人々を救えると思います。