なんと今年は4年ぶりの開催という事でたくさんの人が駆けつけていました!!
糸満ハーレーとは御願(ウガン)で始まり御願(ウガン)で終わる沖縄の伝統行事です(^^)
よくハーレーと耳にすると思いますが、糸満市と八重瀬町では、昔から海人の独特の訛りから「ハーレー」と呼ばれています。
糸満では毎年旧暦の5月4日に、糸満漁港内で海からの恵に感謝し、大漁と航海安全を祈願して勇壮なハーレー行事が行われます。
ハーリーの歴史は今から600年前に豊見城の城主で後に南山王になった「汪応祖(おうおうそ)が中国で見た行事を琉球に伝えたと言われいてます。
糸満ハーレーは古くからの伝統的な行事で大切に受け継がれて今でもその伝統が守られています(๑>◡<๑)
600年前から続いているとはとても大切な行事だとわかりますね(๑╹ω╹๑ )
もっと深掘りしていくと、、
古い時代の集落である「西村」「中村」「新島」3つの集落に分かれて、集落対抗で行われています。
3つの集落対抗で漁師が漁に使うサバニをハーレー舟として使われ、12名(漕ぎ手10名・舵取り1名・鐘打ち1名※御願(ウガン)バーレーにはレーフイが1名加わって13名)のハーレーシンカが乗り込み、各集落の名誉の為に覇を競い合います。
糸満ハーレーの見どころは3種目あります。
・ウガンバーレー
ハーレー当日に早朝から山巓毛(サンティンモー)で祭祀を司る南山ノロや糸満ノロ、神人達によって古式に則ったハーレーの御願(ウガン)が行われます。
御願が終わると、御願ハーレーが開始され、ハーレーの先着順に字糸満の氏神である白銀堂(イービンメー)に行き、御願ハーレーが終わった事を報告し、その境内で円陣を作りそれぞれの集落の「ハーレー歌」を歌って奉納することになっています。
・クンヌカセー(転覆競漕)
荒海で小さなサバニを操って漁をしていた頃は、転覆の危険はいつも身近にありました。転覆してもすぐに起こして漁を続ける、この技術と力強さを競う競漕です。
・アガイスーブ
ハーレー行事の最後を飾るアガイスーブは、競技開始前に各集落の古式に則って村船を港内の中央に浮かべこの周辺をハーレー舟で左回りに「西村」「中村」「新島」の順に「ハーレー歌」を歌いながら3周の儀式が行われます。
また、アガイスーブはハーレー競漕の中で最も長丁場の2150mの距離を力と技を競い合いながら全力投球で漕ぎ抜く海の男の心意義を見せる最高の場になると言われています。
アガイスーブが終わると、ハーレーシンカは競漕の順位とは関係なく古式に則って「西村」「中村」「新島」の順にヌン殿内(糸満ノロの家)に行き
「御門入りば香さ、内入りば勝てぃ、だんどぅ内所、勝ぃ美らさ」の歌詞で歌いながら門を入っていきます。
そして、シンカ全員が御願し、「ノロ」から盃を受け、最後に庭内でそれぞれ集落の「ハーレー歌」を歌い奉納します。
そのようなことから、御願(ウガン)で始まり御願(ウガン)で終わる伝統行事と言われています。
子供の頃は、お祭りのような感覚で行っていましたが、歴史を知って実際にハーレーを見に行くとまた違う視点から見ることが出来ます!
すごく迫力もありましたし、何と言ってもかっこいい!!
また行きたいなと必ず思うでしょう❤︎
来年も楽しみです!!