第1回植え付けイベント

2025年5月17日(土)に第1回植え付けイベントが開催されました。
ダイバー17名、ノンダーバー9名、合計26名の参加者が集まりした。
昨年は大規模な白化現象があり、多くのサンゴが死滅してしまいました。
チーム美らサンゴでも、秋からのイベントではサンゴの植え付けが行えない状況に。。。
今年の1回目、海の状況やサンゴの様子などはどうなっているのでしょうか。
2024年のサンゴ白化現象
気象庁から出ている「沖縄本島北部の海面水温の推移のグラフ」を見ると
2024年の青線が6月末から急激に上昇し、9月上旬まで30度を超える高水温が続いているのがわかります。
2023年は8月上旬に海水温が下がっていますが、これは台風が関係しています。
海底の冷たい海水が台風の影響でかき混ぜられ、海水温が低下します。
停電や断水など、生活に支障が出たかたも多くおられるかと思いますが
台風は「災い」だけでなく、恵みでもあるのです。
2024年には海底をかき回すほどの台風が接近してこなかったことも要因となり
海水温の高い状態が続き、それによりサンゴの白化現象が続いてしまい死滅にいたりました。
チーム美らサンゴの植え付けばは水深2〜3mの浅い湾内にあるため、白化の被害は大きかったですが、
リーフなどでは一部白化はみられましたが、湾内ほどではありませんでした。
チーム美らサンゴのHPに、モニタリング写真が公開されていますのでご覧ください。
サンゴ白化状況について:https://www.tyurasango.com/news/20250218/
サンゴの最新状況:https://www.tyurasango.com/situation/
ダイバーコース
ダイバーチームは3チームに分かれてサンゴの観察を行いました。
1本目はサンゴ畑の現状、昨年の夏を生き抜いたサンゴ
新たに作られた親サンゴ、苗サンゴを観察しました。
昨年の後半では、サンゴの白化後、藻が付着して暗いイメージだった海底でしたが
海人や多くの方の努力により、死滅したサンゴの撤去が行われ
生存したサンゴから新たに親サンゴ・苗サンゴを育成が始まっており
歩みを止めずに進む姿に感銘を受けました。
2本目はサンゴの苗を1本植え付けることができました。
元気に育って欲しいです!!
また、ロクセンズズメダイの群れが卵を産んでいて
天気もよく、よりキラキラした世界が広がっていると感じました。
今年もチーム美らサンゴに参加できたことに感謝し、継続していきたいと思います。


























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