チーム美らサンゴ-2025年度-第1回植え付けイベント

『チーム美らサンゴ』とは


「⾃分たちの⼿でサンゴを植え付け、かつての⽔中景観を取り戻したい」
チーム美らサンゴは、サンゴの苗の植え付けプログラム等の啓発イベントを通じて、沖縄県恩納村のサンゴ保全活動を⾏うとともに、「美ら海を⼤切にする⼼」をより多くの⼈々に広げることを⽬的に活動しています。
2004年沖縄県内外の企業が集まって「チーム美らサンゴ」を結成。
恩納村漁業協同組合の協⼒や、環境省・沖縄県・恩納村などの⾏政の後援を受けながら、⽣物多様性の宝庫であり、観光資源でもあるサンゴの保全に取り組んでいます。

第1回植え付けイベント

2025年5月17日(土)に第1回植え付けイベントが開催されました。
ダイバー17名、ノンダーバー9名、合計26名の参加者が集まりした。

昨年は大規模な白化現象があり、多くのサンゴが死滅してしまいました。
チーム美らサンゴでも、秋からのイベントではサンゴの植え付けが行えない状況に。。。

今年の1回目、海の状況やサンゴの様子などはどうなっているのでしょうか。

2024年のサンゴ白化現象

気象庁より転機

気象庁から出ている「沖縄本島北部の海面水温の推移のグラフ」を見ると
2024年の青線が6月末から急激に上昇し、9月上旬まで30度を超える高水温が続いているのがわかります。

2023年は8月上旬に海水温が下がっていますが、これは台風が関係しています。
海底の冷たい海水が台風の影響でかき混ぜられ、海水温が低下します。
停電や断水など、生活に支障が出たかたも多くおられるかと思いますが
台風は「災い」だけでなく、恵みでもあるのです。

ウェザーニュースより転機
ウェザーニュースより転機

2024年には海底をかき回すほどの台風が接近してこなかったことも要因となり
海水温の高い状態が続き、それによりサンゴの白化現象が続いてしまい死滅にいたりました。

チーム美らサンゴの植え付けばは水深2〜3mの浅い湾内にあるため、白化の被害は大きかったですが、
リーフなどでは一部白化はみられましたが、湾内ほどではありませんでした。

チーム美らサンゴのHPに、モニタリング写真が公開されていますのでご覧ください。

サンゴ白化状況について:https://www.tyurasango.com/news/20250218/
サンゴの最新状況:https://www.tyurasango.com/situation/

ノンダイバーコース

ノンダイバーコースでは、グラスボートでのサンゴの観察を行なったり、サンゴの苗を作ります。
今回は9名が参加し、各々のメッセージが込められた9本苗が作られました。

ここで作られた苗が養殖場で育てられ、育った苗がダイバーによって植え付けされていきます。

ダイバーコース

ダイバーチームは3チームに分かれてサンゴの観察を行いました。

1本目はサンゴ畑の現状、昨年の夏を生き抜いたサンゴ
新たに作られた親サンゴ、苗サンゴを観察しました。

昨年の後半では、サンゴの白化後、藻が付着して暗いイメージだった海底でしたが
海人や多くの方の努力により、死滅したサンゴの撤去が行われ
生存したサンゴから新たに親サンゴ・苗サンゴを育成が始まっており
歩みを止めずに進む姿に感銘を受けました。

2本目はサンゴの苗を1本植え付けることができました。
元気に育って欲しいです!!

また、ロクセンズズメダイの群れが卵を産んでいて
天気もよく、よりキラキラした世界が広がっていると感じました。

今年もチーム美らサンゴに参加できたことに感謝し、継続していきたいと思います。

トーラス株式会社は、沖縄のSDGs達成に取り組む人々のために

そのプラットフォームを構築し、その多様性を活かしてサスティナブルな事業を創出していきます。

Share on twitter
Twitter
Share on facebook
Facebook
Share on pocket
Pocket
Share on pinterest
Pinterest
Share on email
Email

その他のアクション 紹介

毎年5月30日は、「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の

4月27日(日)、JICA沖縄センターにて『アース

「OKINAWA SDGs プロジェクト(OSP)

「Be Kind OKINAWA」を運営するトーラ

持続可能な社会の実現のため、未来を築いていく子供た

トーラス株式会社が運営する「Be Kind OKI

「Be Kind OKINAWA」を運営するトーラ

「慰霊の日」 決して忘れてはいけない沖縄戦。米国側