那覇市の食事支援ボランティア活動
2021年7月31日(土)那覇市の国際通り近くの牧志公園で、ボランティアの食事支援活動を取材しました。
告知時間の夕方4時頃からすでに人がたくさん集まり始め、ボランティアスタッフの皆さんおよそ15名ほどが着々と準備を始めました。
用意されたのは夏の今時期でも美味しく食べられる冷やし中華が約120食分。ボランティアの皆さんが事前に近くで準備してくれたものだそうです。
驚いたのは、ボランティアスタッフのみなさん全員が、今回のボランティア支援のためにSNSなどの呼びかけで集まってくれた人たちで、そのほとんどが今回初めての顔合わせだということ。多くが若者たちだということも、沖縄の希望が感じられて、何だかうれしいことだなと思いました。
スタッフの中には普段は自営業をされていて、コロナ禍の影響でお客さんが減ってお店が大変な時期だというのに、地域の助け合いで今回スタッフとして参加した、という方もいらっしゃいました。
後半は、与儀公園にも移動して配食活動を行なっていました。暑い中、準備や配食と大変だったと思いますが、ボランティアの皆さんの積極的に取り組んでいる姿は素晴らしいなと感じました。
もらった人たちの笑顔や、「ありがとうねぇ〜」の声が印象的でした。
主催のm-foundationとは
今回のボランティアの主催はm-foundation。たった一人の青年が始めた取り組みです。
代表の宮城寿美(みやぎ ともみ)さんは普段は普通の会社員です。社会に対して何かしていきたいという地域課題解決のための取り組みの一環だそうで、会社員でありながら、一人で計画して実行している行動力に脱帽します。
食事支援ボランティアは、今回で2回目。
他にもランドセルのリユース支援などもやっているようです。
m-foundation代表 宮城 寿美さん(前列右から2番目)とボランティアスタッフのみなさん
以前『ペイフォワード』という映画がありました。一人の少年から始まった善意が身近な人から社会に地域にと広がっていくストーリーでしたが、この沖縄でもそのような善い行動が広がっていくといいなと思いました。
そのような取り組みを私たちBe Kind OKINAWAでも何らかの形で実行したり、サポートしていけたらと思います。