現状
子どもたちの進学問題
沖縄県内の高校生が大学進学率が全国に比べて低いと数年前から問題視されています。
県はアンケート調査した結果、親の学歴が低いと同時に親の低所得によって生活に支障をきたし、子どもの進学に掛かる費用が払えず子どもの進学を断念してしまっている現状です。
また、県内の大学は数少なく、県外大学に進学となる事が多いため、経済状況から進学を余儀なく断念するケースも見られます。
このまま進学率が低下していくと
①親が低所得の影響で子供たちが塾で高度な学習内容を学べない環境になります。
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②進学を諦め地元に就職するが給与が安く、生活で精一杯になります。
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③低所得のまま結婚し子供ができ、①に戻り悪循環を生み出してしまうのが殆どだと言われています。
このような貧困による悪循環が、子供の教育や進学に良くない影響を与えてしまっています。
何が原因なの?
様々な原因は挙げられますが、沖縄の貧困問題と深い関わりがあると考えられています。
解決への動き
進学率の低下を防ぐために、経済的理由により修学が困難な学生向けに県内の大学では無利子の奨学金や兄弟姉妹で同じ大学に進学する場合、授業料減額制度を導入しています。
また、塾や予備校がない離島ではPCやタブレット等を使用してネットオンラインで学習するオンライン塾を導入を各市町村が次々と導入を始めているそうです。
さらに、沖縄県は米軍基地が近くにあることから、基地内で英語力を上げるために中学生〜大人まで無償で英会話教室などを開いたり、基地周辺の保育園などに訪問し異文化交流会などして質の高い教育を行っているそうです。